ゲーム レビュー

ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダム【評価、レビュー】|かるかるげいむ

こんにちは、かるかるです。

「ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダム」をクリアしたので良かった点、気になった点を話していきます!

また、初日の感想と被っている箇所が何点かありますのでご注意ください。

ネタバレ無し

いろいろ話す前に、まず僕がどれくらいゼルダの伝説シリーズを知っているのかと言うと...。
・ゼルダの伝説→クリア
・リンクの冒険→プレイ済み、未クリア
・神々のトライフォース→クリア
・夢をみる島→クリア
・時のオカリナ→クリア
・ムジュラの仮面→クリア
・ふしぎの木の実→大地の章のみクリア
・風のタクト→クリア
・4つの剣→プレイ済み、未クリア
・ふしぎのぼうし→未プレイ
・4つの剣+→プレイ済み、未クリア
・トワイライトプリンセス→クリア
・夢幻の砂時計→プレイ済み、未クリア
・大地の汽笛→クリア
・スカイウォードソード→クリア
・神々のトライフォース2→クリア
・トライフォース三銃士→クリア
・ブレスオブザワイルド→クリア

良かった点

前作からボリュームUP

今作は「ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド」から約3倍程のマップとなっており、地上に加えて空と地底も冒険できます。
空島はあんまり多くないんですが、地底はものすごく広い...。
余計な建物がない分、何なら地上より広いのかもしれません。

ハイラルも全く同じデータの使いまわしではなく、なんか違う...を感じられるようになっています。
天変地異の影響で地形がごっそり変わっていたり、ブレワイから時が経って変化していたり...。
同じハイラルなのに違うように感じれて探索が楽しかったです!

もちろんマップだけではありません。
全作と同様にコログの実もありますし、祠も一新されています。
祠の数は30個くらい増えたらしいです。

エピソードチャレンジやミニチャレンジもありますし、衣装集め、図鑑埋め、装備強化などなど......。
数えきれないほどのボリュームでSwitchにどうやって詰め込んだんですか!って感じですね。

ストーリーが良くなった

物語はリンクとゼルダがハイラル城の地下を探索する所から始まります。

その後、訳あって空島で目覚めたリンクがゼルダを探すためにハイラルを冒険していく...。
空島がブレワイで言う所の始まりの台地であり、チュートリアルマップです。

チュートリアルを終えたら各地方の仲間に会いに行きますが、ここまでは正直ブレワイとやってる事は一緒ですよね。
ですが、ティアキンはそんなに甘くはありませんでした。

今回はネタバレ無しでの感想なので詳しくは話せませんが、ストーリーのボリュームがすごいです。
もちろんティアキンでもラスボス直行は可能みたいですが、ちゃんとストーリーを進めようとするとめちゃくちゃ時間掛かります。

ブレワイではリンクが失った記憶を取り戻すためにゼルダが残した写真から過去の記憶を見る事ができましたが、ティアキンでも似たような物がありました。
ですが、ブレワイでは過去の映像だったのが、ティアキンでは違います。

6年前にブレワイの3rdトレーラーが公開された時、リンクとゼルダの絡みが多かったのでどんな壮大なストーリーが待ってるんだろうとワクワクしていた中学3年生の僕がいました。
しかし、実際にクリアしてみると想像していた壮大なストーリーは一切なく、リンクとゼルダが動き回るムービーはほとんど過去の映像でしかありませんでした。

勝手に期待していただけでブレワイのストーリーの薄さにはショックを受けていたんですが、ティアキンはもう大満足です!!
ムービーがいっぱいあって、ストーリーも長くてめちゃくちゃ楽しかったです。
これがゼルダなんだよ...って思いました。

ゼルダ感が増した

ストーリーの質が良くなった事も従来のゼルダに近づいた点ではありますが、それだけではありません。
バクダン花やライクライクの追加、神殿も登場したりと、ゼルダファンであればある程盛り上がるような部分が非常に多かったです。

なんといってもボス!!!
過去作やった事ある人はボスを見て鳥肌立ったと思います。
僕はゴロン族のストーリーに出てくるボスで大興奮状態でした...笑

更に、ストーリーはあの封印戦争がバンバン出てきます。
みんなが知りたかったであろう封印戦争をティアキンで出してくるとは...。
リト族がいるせいで頭こんがらがってましたけど。

細かい部分にもこだわっている

ハイラルを冒険していると目にするのが、敵たちの生活感。
体格のすごい敵を先頭にボコブリンが隊列を作っていたり、肉を美味しそうに食べていたり...。

ハイラルの兵士やゲルド族がフィールドのいろんな所で敵と戦っている様子を眺めたり、昼夜、雨などの天候によって行動が変わる村の人を観察したり、細かな部分を見ているとその拘りが伝わってきます。

こんな事していると余計に時間掛かっちゃうんですよねぇ。
でも時間を無駄にしたって感覚にならないのがこのゲーム。

気になった点

発想力がない人には厳しい部分も

物と物を組み合わせる事で空を飛んだり水の上を走ったりできるウルトラハンド。
武器と素材を組み合わせる事で武器を強化するスクラビルド。

この2つがある事でゲームの自由度が格段にUPしているのは事実...。
しかし、そのせいで僕のような発想力の無い人には進めにくいかなと感じました。

祠の謎解きは難しい物が多く、物をどの角度でどう付けて、どんな物を組み立てるのか考えなければなりません。
ブレワイでは物を動かす、時を止めるという簡単な能力を上手く使うだけで良かったんですが、今作はウルトラハンドという無限の可能性を秘めた能力のせいで格段に難易度が上がったように感じます。

とは言っても、ある程度ゴリ押しする事も可能で...。

このように板と板を何枚も繋げる事で無理矢理突破できる祠があります。

木を大量に繋げてこんな遠距離の移動も楽々。

このようにいろんな"解"があるのは人によっては良い点になるかと思います。
僕みたいな従来のゼルダが好きな人にはあまりにも自由にさせられると発想力がなくて祠を突破できなくなってしまうのでそこは残念でした。
かるかるは「マインクラフト」では豆腐建築、マンションを作ろうとしたら友達に刑務所みたいと馬鹿にされるような人なんですよ...。

謎解きに対する"解"を見つけるのではなく、自ら"解"を生み出すのがティアキンって感じですね。

難易度が高すぎる

ブレワイ以上に難易度が上がっているように感じました。
僕みたいにオープンワールドの探索が苦手で、ストーリーを優先的に進めてしまうような人は多分何度も死にまくったはず。
ストーリーばっか進めていると、雑魚が一気に強化されて一発KOなんて当たり前になります。
ハート13個くらいあるのに2回くらったらゲームオーバーになるレベルの難易度なので装備の強化は怠らずに...。

ネット上ではゼルダ版「エルデンリング」とか呼ばれていましたね笑
ティアキンは最強クラスの装備が序盤で手に入るのでそれが唯一の救いかなぁと思います。
でもこれにマスターモードが追加されたらやばいんだろうなぁ。

神殿はあまり楽しくない

ゼルダの伝説と言えば神殿の攻略。
しかし、ティアキンは神殿より祠の方が難しいという...。
そしてワクワク感も全くない。

神殿はあまりにも簡単すぎて謎解きというよりただの作業でした。
祠とは違う大きなダンジョンなんですからもっと長く、中ボスとか用意してほしかったですね。

ゼルダの神殿の楽しさって謎解きして中ボス倒した後に貰える新しいアイテムだと思うんです。
神殿入ったばかりの「この部屋どうやって入るんだろう」をワクワクしながら待ち、そこで手に入った新アイテムで突破する楽しさ。
これをブレワイシリーズにも導入してくれたら嬉しいです。

どうでもいい話

今回は「ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダム」の感想を話しました。

僕はゼルダのアタリマエを見直すというコンセプトで作られたブレワイシリーズを楽しみながらも、オープンワールド化、離れていくゼルダ感、そしてティアキンの発表によりこれからもブレワイベースで展開するんだろうという少しのショックでゼルダファンを辞めました。

ただの懐古厨じゃねぇか...。

従来のゼルダのアイテムや敵が追加されててゼルダらしさはあるじゃん...っていう意見をよく見かけますが、それはゼルダらしさとは違うかなというのが僕の意見。
アイテムや敵でゼルダらしさがあると言えるならブレワイの時点でゼルダですしね...。

オープンワールドじゃなく、武器が壊れる事もない、道具が増えていく楽しみを感じられるゼルダが帰ってくる事はないんだろうなと考えると悲しくなってきませんか?

厄災の黙示録の炎上やスカウォHDの売上から分かる通り、みんなが好きなのは「ブレスオブザワイルド」であって、「ゼルダの伝説」ではないんですよね...っていうのは6年前からずっと言ってる事です。

しかしまあ、ティアキンは時間を忘れるくらい遊べるゲームでした!
本当は祠コンプリートやチャレンジ系のコンプリートもする予定でしたが、6月は「LOOP8」や「みんな大好き塊魂アンコール」「ファイナルファンタジー16」があるのでティアキンに時間をかけられないんですよね~。

次またブレワイベースで新作出すならその時は海の中を潜れるようにしてください!!!
そしたら「ゲームで感じる水の世界」で少なくともパート10は出しますので!

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