こんにちは、かるかるです。
喋らない主人公と言えば誰が思いつきますか?
「ポケモン」の主人公だったり「ゼルダの伝説」のリンクだったり。
逆に、喋りまくる主人公と言えば誰でしょう。
仲間からもうるさいと言われている「超次元ゲイム ネプテューヌ」のネプテューヌだったり、「新光神話パルテナの鏡」のピットだったり。
ゲームによって主人公が喋る、喋らないはバラバラですよね。
主人公が喋るなんて当たり前じゃないですか。人なんですから。
なら、何故無口な主人公って存在しているのでしょうか。

何故主人公は喋らないのか
そもそも物語の主人公というのはゲームキャラクターです。
そのゲームキャラクターを操作しているのが我々プレイヤー。
主人公=プレイヤーである事に重きを置いているからこそ主人公は喋りません。
いや、喋らなければ面白くないでしょ...と考えてしまうのも無理はありません。
しかし、主人公=プレイヤーを優先しなかった場合、次の問題が生じます。

そんな装備で大丈夫か?
(いや、ちょっと装備を整えた方が良さそうだな。ここは街に戻って...)

大丈夫だ、問題ない

俺の意見無視かよ!!

これはあくまで例ですが、上記の会話のように主人公=プレイヤーを優先しなかったら自分の考えとは違う行動を勝手に取られてしまうわけです。

「ゼルダの伝説 スカイウォードソード」のリンクも喋りませんが、会話途中にいくつか選択肢が表示されます。
選択肢があって、それをプレイヤーが選択する事でやっと自分の意思がゲームに反映されるのです。
そうすると、プレイヤーは主人公に対してより感情移入できますよね。
これらを考えると現実味が無くとも臨場感があるゲームに変わります。
それならいっその事無口にしてやった方が更に主人公になりきれる。
喋らない事がストーリーに影響する
逆に、主人公が喋ってくれない事でストーリーが左右される。
これはやってはいけないパターンです。

例えば「ドラクエ11」の勇者は無口ですが、それが原因でストーリーに影響が出ていました。
重大なネタバレになってしまうので詳しくは話せませんが、勇者しか知らない又は見ていない情報を無口が故に話せなかった事で仲間が困惑していました。
ここで勇者がみんなに喋っていればもっと良い解決策があっただろって場面があり、ゲーム中モヤモヤしたまま進める事に...。
喋らない主人公を違和感なく存在させるためにはストーリーを邪魔しない、会話のテンポを乱さない事が大事ですね。
ゲームの主役はあくまでゲームキャラクター
主人公とプレイヤーは一心同体。
とは言いましてもそれは考え方次第。
やっぱり主人公が喋らないのはおかしい!と思う人も多いはずです。
僕達が遊んでいるのはゲームであり、決してゲームの世界の人間ではありません。
アニメや漫画と同じくして極力傍観者でいたいと考えるのもプレイヤー次第です。

主人公を自称するネプテューヌのようなちゃんとした"個"を持ったキャラクターが主人公だと話がスムーズに進みますし、纏まりも綺麗です。

主人公が何を思い、どう行動したいのかを考えてゲームを進められるのが喋る主人公の良い所です。
主人公=プレイヤーではなく主人公&プレイヤーですね。
まとめ
主人公が喋るか喋らないかは好みが分かれる設定ですよね。
僕はどっちでも感情移入できるので問題ないですが、喋らない主人公独特の強者感が好きです。
ちなみに、喋らない主人公というのがゲームとしての設定ではなく、キャラクターとしての設定であるゲームがいくつかあります。
「ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド」のリンクは凄腕の騎士として周りの人から模範的な存在だと常に認識され、やがて感情を出せなくなった...という話があります。
無口設定をキャラクターの設定として上手く活かすのも面白いですね。